波崎シーサイド道路の現在は?通行止め解消で17年ぶりに開通!高額通行料請求の過去も!

スポンサーリンク

茨城県神栖市で一部区間が私有地のため通行禁止になっていた「波崎シーサイド道路」。
長い間、道路を利用する人は迂回を余儀なくされ、気付かずに通ってしまうと高額な通行料を請求されるトラブルも発生していました。

「波崎シーサイド道路」の現在が気になるとの声が上がっていましたが、2023年3月に土地の所有者との和解が成立し、7月10日に17年ぶりに全面開通することが発表されました!

今回は波崎シーサイド道路の現在と過去のトラブルの概要についてまとめていきます。

スポンサーリンク

波崎シーサイド道路の現在は?和解が成立し17年ぶりに開通!

波崎市と土地の所有者の方との和解が成立し、2023年7月10日17年ぶりに全線で開通することが発表されました。

「波崎シーサイド道路」は茨城県神栖市の市道1-9号線で、2006年から2023年までの約17年間、
一部区間での通行止めが行われていました。

その距離わずか500ⅿ

近隣住民や道路を通行する人は500ⅿの区間のために迂回をしなければいけない状況だったのです。


波崎シーサイド道路の迂回路です。

通行止め区間の影響で、直進で進めば3㎞程度の道が、迂回しなければいけないことによって5㎞程度にのびてしまい、通行の妨げとなっていました。

ではなぜこのようなトラブルが起きてしまったのでしょうか?

波崎シーサイド道路のトラブルはなぜ起きた?

きっかけは波崎シーサイド道路の一部が私有地だと発覚したことがきっかけでした。

1970年 波崎シーサイド道路開通。
1994年 シーサイド道路の周辺の土地を男性が購入。測量を行ったところ、購入した土地の一部に道路がかかっていることが判明
1996年 男性が旧波崎町(現神栖市)を相手に土地の所有権を巡って裁判を起こす。
2004年 最高裁で波崎シーサイド道路の一部が男性の土地であることが認められる。 
2006年 男性が私有地の付近に看板やバリケードを設置したり、通行料を徴収するようになる。
市の担当者は土地を所有する男性に対して、土地の買取などの交渉をたびたび続けてきましたが、市の金額などの条件が合わずに合意にはいたっていませんでした

しかし、事態が一転します。

2020年 土地を所有していた男性が死去。
2023年 土地を相続した所有者の男性の長男と市の担当者が話し合いを継続した結果、市が私有地を買収することで和解が成立。
こうして17年ぶりに波崎シーサイド道路の全線開通が実現したのです!

波崎シーサイド道路は過去に通行料を高額請求されるトラブルも

波崎シーサイド道路の通行トラブルについてはたびたび報道がされ、高額な通行料を請求することで話題になっていました。

初めは500円だった通行料も。しだいに1万円、2万円と値上がりし、最終的には4万円まで引き上げあられていきます

「通行料を払わないとゲートから出してもらえない」という事例や「通行料が高すぎる」ということで、たびたび警察沙汰になるトラブルにまで発展するケースも

度重なる通行トラブルで、土地所有者の男性がかなり神経質になっていた様子が分かります。

波崎シーサイド道路のトラブルは和解成立後も起きていた!

波崎シーサイド道路のトラブルが和解されたのは2023年3月27日でした。
波崎市が土地の所有者の男性から土地を買い取ることで和解に至りました

和解が決まって市長の神栖市の石田市長は以下のように発言しています。

「神栖町と波崎町とが合併する前からの長年の課題だったもので、やっと前に進むことができたと思っている。企業への通勤にも使われ、これまでは狭い県道へう回してきた。地元の皆さんも喜んでくれるものと思っている」
(引用:茨城 NEWS WEB)

市は和解成立後から通行止め区間の整備を行うなど、開通の準備を進めており、7月10日全線での開通が17年ぶりに実現することになりました。

しかし、和解成立後も実は通行料についてトラブルが起きていたのです

波崎シーサイド道路の土地の所有者は和解に納得していない?


2023年4月、市と所有者の男性との間で和解が成立したというニュースを見た通行者が、例の道路を通行しようとしたところ、所有者の男性に止められ通行料を求められるトラブルが発生していました。

その額は4万円。

通行者の男性は「手持ちがないのでATMでおろしてきてもいいか」と所有者の男性に尋ねたところ、「身内でも知り合いでも誰でもいいから持ってきてもらえ」と怒鳴られたということでした。

このトラブルを受けて、そもそも所有者の男性は和解に納得していないのではないか、という声も聞かれています。

 

市の責任を問う声も多くあがっていますね。

そもそも土地を整備せずに道路を開通させてしまった初歩的なミスがトラブルのきっかけになったのではとみられています。

もしかしたら所有者の男性も同じようなことを思っているため、市との和解には実は納得していないのではないか、という見方もされています。

今後ももしかしたらトラブルが起きるかもしれませんね…。

まとめ

17年ぶりに通行止め区間が廃止され全線開通されることが決まった波崎シーサイド道路。

しかし、そもそものトラブルの発端が「市側のミスだったのではないか」という声も多くあがっており、土地の所有者の男性も実は和解には納得していないのではないかとも考えられています。

ひとまず、通行止め区間が廃止されたことは近隣住民や道路を通行する人にとっては安心ですね。
これからも波崎シーサイド道路の動向を見守っていきたいと思います。

Follow me!

スポンサーリンク
事件
スポンサーリンク
翔をフォローする
showlog

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました